グランドリームエクスプレス広島号の乗車記を紹介します。
30年以上にわたり首都圏-広島を結んだ夜行高速バス、ニューブリーズ号が2023年3月末で廃止となりました。その約1年半後、2024年11月に運行を新たに始めたのが「グランドリームエクスプレス広島号」です。
今回はグランドリームエクスプレス広島号の路線概要と、かつての首都圏-広島の夜行バス、ニューブリーズ号の概要を簡単に説明した後、グランドリームエクスプレス広島号の乗車記をお伝えします。
満を持して登場したグランドリームエクスプレス広島号

グランドリームエクスプレス広島号の前身であるニューブリーズ号は、中国ジェイアールバスと小田急シティバスによって運行されていました。(それ以前には2社に加え、広島電鉄とJRバス関東が運行に加わっていたようです)
長きにわたり、人々から愛される高速バス路線でしたが、コロナウイルス蔓延による運休、また利用者の低迷を受け、2023年に廃止されました。廃止以後はドリーム岡山・広島号が運行されていましたが、4列シート車であったため、ニューブリーズ号とは異なるものでした。
そんな中、1年半の月日を経て登場したのがJRバス中国のグランドリームエクスプレス広島号です。宿泊を兼ねた移動が可能という夜行高速バスの需要が見込まれると予想され、運行が開始したようです。
時刻表は以下の通り。
| グランドリームエクスプレス広島1号 | 下り/上り | グランドリームエクスプレス広島2号 |
| 21:10 | 東京駅 | 8:00 |
| ↓ | ↑ | |
| 7:35 | 広島駅新幹線口 | 21:10 |
| 7:50 | 広島バスセンター | 20:50 |
驚くほどシンプルですよね。東京方はバスタ新宿や池尻大橋等は経由せず、東京駅だけです。広島方に関しても、福山や西条は経由せず、広島駅と広島バスセンターのみです。
運賃に関してはかなり幅があり、最安値は7000円、最も高い時は19000円です。
グランドリームエクスプレス広島号の乗車記
それではグランドリームエクスプレス広島号の乗車記に入ります。今回の乗車区間は、始発駅の東京駅八重洲南口から、終着の広島バスセンターです。

東京駅八重洲南口バス停は、千葉や茨城方面へ向かうバスで溢れていますが、グランドリームエクスプレス広島号は出発の約15分前、20時54分に入線しました。

こちらが今回乗車するグランドリームエクスプレス広島号です。JRバス中国のグランドリーム車です。さすがに広島ナンバーは目を引きますよね。
乗車バス停は東京駅のみのため、東京駅出発時点で乗車率は確定します。
この日は5割ほどといったところでした。基本的に1席独立しているC席は満席で、A列とB列はガラガラといった印象でした。
21時10分、バスは定刻通り東京駅八重洲南口を出発します。
出発すると、すぐに乗務員による肉声での案内放送が入ります。
開放休憩は2回で、1回目休憩地の海老名SAには22時ちょうど、2回目休憩地の福山SAには6時ちょうどに到着するとの旨の案内がありました。
完全消灯は海老名SA発車後となるようです。
バスは霞が関ICより首都高速に進入。ここから広島県広島高速の間所ICまで約800kmの高速道路区間がスタートです。
1回目の休憩地、海老名SAに到着

東京駅八重洲南口を出発し40分。到着したのは1回目の開放休憩地である神奈川県の海老名SAです。
21時55分に到着し、22時10分まで15分間の休憩となりました。
特にすることもないので、就寝準備を済ませ、バスへ戻ります。
予定通り海老名SAを出発し、その20分後、22時30分に完全消灯となりました。
グランドリームエクスプレス広島号の車内設備

グランドリームエクスプレス広島号の車内はこのような感じです。
みんな大好きクレイドルシートです。
背もたれが倒れるだけでなく、座面部が沈み込むため、しっかり体をホールドされている感があります。
コンセント口も席ごとにあり、車内にはお手洗いもあります。
ちなみにスカニア車グランドリーム号のシートカラーは黒基調ですが、ガーラはグレー基調です。色味はこっちの方が個人的に好きです。
乗務員休憩箇所では降りられない
22時30分に完全消灯となり、私も眠りに落ちました。
東名高速の清水あたりで、工事に伴う渋滞に巻き込まれていたようです。
海老名SAを出発した後、0時ごろに藤枝PA、2時ごろに鈴鹿PAに停車していました。乗務員休憩ですね。乗客は降車することはできません。
映像を見ると、兵庫県の三木SAでも休憩していそうですね。また、下り線も上り線も休憩地は変わらないようです。
翌朝の休憩は福山SA

時刻は6時10分。2回目休憩地の広島県福山SAに到着です。6時20分までの10分間の休憩となりました。さすがガーラのグランドリーム。快適さが素晴らしいですね。バスが止まると、どうしても目が覚めてしまうのですが、基本的にはぐっすり眠れました。
定刻通り広島駅に到着。終点はもうすぐ。
福山SA出発後も照明は消灯したままです。7時12分、広島東ICより広島高速へと入ります。そして7時20分、間所ICで流出し、ここで車内照明が点灯されます。
7時32分、定刻より3分早く広島駅新幹線口に到着です。ほとんどの乗客はここで降りました。

広島駅を出発した後は、市内を走行します。車窓からは原爆ドームや広島城を眺めることもできました。
グランドリームエクスプレス広島号、広島バスセンターに到着

市内を10分ほど走行し、7時47分、終着の広島バスセンターに到着です。この後に7時58分発の呉行高速バス、クレアラインに乗車する旅程を組んでいたので、少し早くついてくれてよかったです。
【グランドリームエクスプレス広島号の総括】
グランドリームエクスプレス広島号を総括すると、快適すぎました。
もともとグランドリーム号のクレイドルシートをこよなく愛していたので、快適なのは分かり切っていました。
このバスの良さは絶妙な乗車時間の長さです。
グランドリーム号が主に走行する首都圏ー大阪間の乗車時間は7~8時間。開放休憩で目が覚めることを考慮すると、3時間程度の睡眠時間となってしまいます。(個人の感想です)
その一方で、グランドリームエクスプレス広島号の乗車時間は10時間オーバー。
数字では長すぎると感じる人もいると思いますが、乗車してみると案外ちょうどいいものです。しっかり6~7時間睡眠をとり、翌日を活動的に過ごせるのはこのバスならではの強みと感じました。
すごく快適、リピート確定と思わせるような、大満足な移動時間でした。
興味がある人はぜひ乗車してみてください。





コメント
JRバス中国のXから来ました!
ありがとうございます!!
私も同じくです笑