X-T50のレビューを行います。
Xシリーズの最新モデルとして、6月の発売が発表されたX-T50。この前身機種に当たるX-T30Ⅱから凄まじい進化を遂げており、現富士フィルムユーザーの私も大注目です。発表されているX-T50のスペックシートをもとに、この機種の特徴や、この機種はどんな人にオススメなのかをお伝えします。
お値段が可愛くない
はじめに誰しもが目を瞑りたいお値段の話から…
前身機のX-T30Ⅱの発売当初(2021年11月)のお値段は10万円ぴったりぐらい。そもそもX-T「二桁」シリーズは、X-T「一桁」シリーズの下位版的な位置づけでした。X-T30Ⅱの1年後に発売されたX-T5の初値が25万円。X-T50はいくらになるでしょうか。
市場想定価格
ボディ単体:246400円
X-T50の特徴はざっくり4つ!
…では、スペックの方を見ていきましょう。この機種の特徴は4つあります。
1つ目は、有効画素数4000万画素超の高い解像度です。
X-T30Ⅱは2600万画素なので、約1.5倍増加したことになります。X-100VIといい、最近の富士フィルムXシリーズは高画素機が主流になりつつありますね。X-T5も同じく4020万画素となっています。
2つ目はAF性能がめっちゃ進化していることです。
さきほど、X-T「二桁」シリーズはX-T「一桁」シリーズの下位機的位置づけという話をしました。一桁シリーズと差別化される点といえばこのオートフォーカス性能なんですよね。その点が進化したというのが個人的に驚きです。
「ディープラーニング技術を用いて開発された被写体検出AF機能」ってX-T50用の公式サイトに書かれてましたけど、これってX-T5の説明文でも見たような..
3つ目は5軸7段の手振れ補正です。
こちらも最近の富士フィルムXシリーズのトレンドになりつつあります。以前投稿したX-E5のスペックを予想する記事にて、「X-E5は5軸手振れ補正を搭載したとしても、5軸6段になるのではないか」と予想しました。が、X-T50にはしっかり5軸7段の手振れ補正が搭載されましたね。
ちなみに5軸7段の手振れ補正はX-T5にも搭載されています。
4つ目がフィルムシミュレーション用の物理ダイヤルが付いたところです。
12個の設定があり、いくつかは自分の好きなフィルムシミュレーションを選択できるようです。この物理ダイヤルはXシリーズ初の試みじゃないかな。
X-T50の特徴はざっくりこんな感じです。勘のいい方はお分かりかと思いますが、ほぼX-T5?みたいなスペックになっています。次はX-T5と比較していきます。
X-T50とX-T5を比較、スペックから値段までそっくり!?

| X-T50 | X-T5 | |
| センサー | X-Trans CMOS 5 HR 4020万画素 | X-Trans CMOS 5 HR 4020万画素 |
| 画像処理エンジン | X-Processor 5 | X-Processor 5 |
| 常用ISO感度 | ISO125~12800 | ISO125~12800 |
| 手振れ補正 | 5軸・最大7段 | 5軸・最大7段 |
| ファインダー | 0.39型有機ELファインダー 約236万ドット | 0.5型有機ELファインダー 約369万ドット |
| 背面モニター | 3.0型3方向チルト式 約184万ドット | 3.0型3方向チルト式 約184万ドット |
| バッテリーの持ち (ノーマルモードで撮影) | 305枚 | 580枚 |
| サイズ (幅 / 高さ / 奥行) | 123.8mm / 84mm / 48.8mm | 129.5mm / 91mm / 63.8mm |
| 重量 | 438g | 557g |
| 価格 | 246400円 (希望小売価格) | 268290円 (5/23の価格.com最安値) |
X-T50とX-T5を比較してみるとこんな感じ。有利な部分を赤、劣っている部分をで青で塗り分けてみましたがいかがですか。
ご覧のように、ソフト面はほぼ同じなんですよ。2機種の違いが出てくるのがハード面(外観)になります。
たとえば、ファインダーの性能は異なりますし、バッテリーの持ちも全然違います。(そもそも、バッテリーが違うので当然ですが)
X-T50はサイズ面で有利ですね。X-T5より一回り小さいですし、重量に関しても100g以上の差があります。価格に関しては2万円ほどX-T5が高く、さすがにX-T5は上位機種という感じがしますね。
多少の性能と、サイズ感のトレードオフをこの2機種から感じることができますね。こう見ると、X-T50ってどういう立ち位置かなって感じがしてきます。なので、X-S20とも比較してみましょう。
X-T50とX-S20を比較、こちらは明確な差がある!?

| | X-T50 | X-S20 |
| センサー | X-Trans CMOS 5 HR 4020万画素 | X-Trans CMOS 4センサー 2610万画素 |
| 画像処理エンジン | X-Processor 5 | X-Processor 5 |
| 常用ISO感度 | ISO125~12800 | ISO160~12800 |
| 手振れ補正 | 5軸・最大7段 | 5軸・最大7段 |
| ファインダー | 0.39型有機ELファインダー 約236万ドット | 0.39型有機ELファインダー 約236万ドット |
| 背面モニター | 3.0型3方向チルト式 約184万ドット | 3.0型バリアングル式 約184万ドット |
| バッテリーの持ち (ノーマルモードで撮影) | 305枚 | 750枚 |
| サイズ (幅 / 高さ / 奥行) | 123.8mm / 84mm / 48.8mm | 127.7mm / 85.1mm / 65.4mm |
| 重量 | 438g | 491g |
| 価格 | 246400円 (希望小売価格) | 229890円 (5/23の価格.com最安値) |
X-T50とX-S20の比較はこんな感じ。この2機種間には、もしかするとAF性能の差があるかもしれませんが、今回は割愛。
これもまた、難しい比較ですね。センサーはX-T50の勝ち。モニターの好みは人それぞれですが、私としてバリアングル派なのでX-S20優勢です。バッテリーの持ちもX-S20の勝ちです。
こう見ると、やはりX-T50はサイズ感にこだわりがあるようです。X-S20より小さいというのは正直驚きでした。価格は2万円ほどX-S20が安いですね。
サイズにこだわりがあるならX-T50。そうでないなら…
比較した結論としては、すこしでもサイズ、軽さにこだわるならX-T50は良い選択と言えそうです。重量は軽いですし、薄いというのも魅力的です。
ただ、ちょっと重くて大きくてもいいなら、X-T5かX-S20の方がよい選択となると思います。
X-T5は安定感とか、安心感とか、使ってみて初めてわかる使用感の良さがありそうです。ファインダー性能の良さが目に見えるかは微妙ですけど、それも含めて使用感の良さは大いにある気がします。
X-S20はバリアングル液晶ですし、バッテリー性能もとても良い。おまけに2万円程安価であります。
X-T50のレビューは以上になりますが、正直、X-T50がどのような位置づけの機種なのかよくわかりませんでした。
使ってみていい点とか、X-T50にしかない魅力もあると思います。今後の実機レビューを注視していきたいと思います。皆さんの感想はコメント欄へお願いします!!




コメント
xt50、微妙
お疲れ様です。
最近の機種はどれもフラッグシップ感ありますよね。
フラッグシップって何なんですかね。Hシリーズは何処?