クレアラインの乗車記を紹介します。
広島市、福山市に次ぐ、広島県第三の都市と言われる呉市。
呉と広島を結ぶ高速バス、その名もクレアラインです。
今回はクレアラインの乗車記と、JR呉線と徹底比較して分かった、本当の「お得」と「便利」について紹介します。
クレアラインの路線概要

クレアラインは、広島市と呉市を結ぶ高速バスです。
その愛称は、バスが走行する有料道路、広島呉道路の別名、「クレアライン」に由来しています。運行会社はJRバス中国と、広島電鉄バスの2社です。
この路線は、広島バスセンターを起点とし、呉駅前、さらにその先の呉本通り六丁目や阿賀駅前までを終点とする複数の系統が存在します 。
特に重要なのは、運行ルートが主に2つに分かれている点です。
一部の便は仁保ICを経由し、柞木や大学病院南門といった停留所に停車します 。
一方で、別の便は宇品ICを経由し、宇品東五丁目や県立大学前、出汐二丁目などに停車します。
広島バスセンターから呉駅前までの所要時間は、最短で約46分です。有料道路を進むので、速く、快適に移動することができます。島バスセンターから呉駅前までの運賃は860円です。
普段なら時刻表の掲載もしますが、あまりにも本数が多い(60往復程ある)ので、今回は割愛。それだけ本数が多く、利便性が高いってことで(笑)
JR呉線とどっちが便利?徹底比較!

広島と呉を結ぶ公共交通機関として、高速バスのクレアラインと並んでJR呉線は双璧をなす存在です。ここからはクレアラインとJR呉線を比較していきます。
料金比較:クレアライン vs JR呉線、お得なのは?
料金面での単純な比較では、JR呉線の片道運賃510円(広島駅〜呉駅)が、クレアラインの860円(広島バスセンター〜呉駅前)に比べ、安価であることは明らかです 。
ただ、この料金差は最終的な目的地によって大きく変わります。
JR呉線は広島駅が発着地であるため、たとえば、平和記念公園や本通り商店街といった広島市中心部へ向かう場合、路面電車や路線バスに乗り換える必要が生じ、追加の運賃(200円程度)が発生することが一般的です。
一方、クレアラインは広島市中心部に位置する広島バスセンターを発着するため、追加の料金は発生しません。
したがって、広島市中心部を目的地とする場合、JR利用時の乗り換え運賃を考慮すると、両者の実質的な価格差は縮まる、場合によってはクレアラインの方が安価になる可能性もあるわけです。
時間・本数:所要時間と運行頻度の観点から
所要時間に関しては、どちらも広島から呉まで最短で約40分前後と、大きな差はありません 。しかし、定時性においては、両者の性質が分かれます。
JR呉線は、朝夕の通勤・通学時間帯は6本、それ以外の時間帯は基本毎時3本の運行があります。クレアラインは7時台の呉駅→広島BCが最多で9本、日中は毎時3本運行しています。運行頻度に関しては特段差はないと感じます。
ただ、重要な点は、バスの運行が道路交通状況に依存するということ。やはり、広島市内はそれなりに交通渋滞を起こします。
クレアラインの所要時間はあくまで最速であり、時間の信頼性においては、JR呉線に軍配が上がります。
快適性:車内環境の観点から
車内の快適性はクレアラインに軍配が上がると思います。座席はいわゆる観光バスのシートで、4列ですが、1時間弱の移動時間であることを考えれば十分快適です。JR呉線の座席ももちろんいいのですが、さすがにクレアラインの座席には劣ります。
しかし、1点大きな懸念があります。JR呉線の場合、列車内が混雑していたとしても、立って乗車するという選択肢があります。
しかし、クレアラインは有料道路を走行することもあり、着席必須です。
そのため、バスが満員の場合は次のバスを待たなくてはなりません。実際に積み残しが発生するのか定かではありませんが、可能性があるということは注意すべきだと思います。
比較して分かる本当の「お得」と「便利」
これらを表に表すと、以下のようになります。
| 高速バス「クレアライン」 | 比較項目 | JR呉線 |
|---|---|---|
| 860円 | 料金 | 510円 |
| 46分(最速) | 所要時間 | 35~50分ほど |
| 基本3便/時 朝は増便 | 運行頻度 | 基本3便/時 朝夕は増便 |
| 広島BC・市役所前 | 発着地 | 広島駅 |
| ・市中心部直結まで乗換不要 ・快適な車内空間 | メリット | ・運賃が安価 ・定時性が高い |
| ・運賃がやや高め ・交通渋滞/積み残し可能性 | デメリット | ・広島駅〜市中心部の移動に乗換が必要 |
クレアラインが特におすすめなのは、以下のような方です。
広島市中心部(本通り、平和公園など)から出発・目的地とする方
広島バスセンターは市街地の中心に位置しており、市電や路線バスへの乗り換えなしで、直接目的地にアクセスできる利便性はクレアライン最大の強みです。
荷物が多く、乗り換えの手間を避けたい方
大きな荷物を持っている場合、乗り換えは大きな負担となります。クレアラインは乗り換えなしで移動できるため、スムーズな移動が可能です。
移動時間を快適に過ごしたい方
広々とした座席は、静かに移動したい方にとって最適な環境を提供します 。
一方、JR呉線がおすすめなのは、以下のような方です。
交通費をできるだけ抑えたい方
JR呉線はクレアラインに比べて片道350円も安価です。広島駅を起点とする場合や、運賃を最優先する方には最適な選択肢です 。
新幹線など、JRの他路線からの乗り換えを利用する方
広島駅はJRの主要な乗り換え拠点であり、新幹線からの乗り継ぎや、他の在来線からのアクセスが非常に便利です 。
定時性を重視する方
高速バスは道路交通状況に左右されるため、渋滞により遅延する可能性があります。対して、列車は定時性が高く、時間に正確な移動を必要とする場合に安心です 。
クレアラインの乗車記本編

それではクレアラインの乗車記本編へと参ります。
乗車したのは広島バスセンターを7時58分に発車する宇品IC経由の呉本通り6丁目行です。
ちなみに、今回は以前乗車記を投稿した、グランドリームエクスプレス広島号降車後に当該のクレアラインに乗車しています。グランドリームエクスプレス広島号の乗車記も是非ご覧ください。

バスは発車の3分前に乗り場に入線してきました。こちらが今回乗車するクレアラインです。
広島電鉄バスの担当便で、広電バスのセレガ車でした。車内や座席の写真はありませんが、4列シートのトイレ無だったと思います。(補助席は無かったと思う..)

クレアラインは定刻通り広島BCを出発します。ここから先、南下しながら、市内のバス停に停車していきます。
ただ、広島市内のバス停は乗車専用の為、降車することはできません。

最後の乗車専用バス停、宇品東五丁目を通過しました。結局、乗車していたのは10人いないくらいです。


そしてバスは宇品ICから広島高速3号線に入り、さらに広島呉道路を走行します。
あっという間に呉駅前に到着

とはいえ自動車専用道路を走行するのは20分ほどで、呉ICで流出します。呉市体育館の横のバス停を過ぎ、呉駅前に到着です。10分ほど遅れての到着となりました。
私はここで下車しました。30km弱の道のりで、50分ほどの乗車時間でした。


話は逸れますが、広島県呉市は文化庁の日本遺産(鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴)に認定されています。
私は到着後、入船山記念館やてつのくじら館などの施設を訪れました。
私は広島ー呉の、往路にクレアライン、復路にJR呉線を利用しましたが、個人的にはクレアラインが好きでした。
理由は、混雑度合いの違いです。クレアラインの乗客がサラリーマン風の方々が多いのに比べ、JR呉線は地元の高校生などの利用が多いのが印象的でした。
料金や所要時間だけでなく、移動の「質」を重視するなら、クレアラインは間違いなく最高の選択肢だと思います。興味がある方は乗車してみてください。




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