ひだ高山号の乗車記をお届けします。
今回は愛知県の名古屋と、岐阜県の高山を結ぶ高速バス、「ひだ高山号」に乗車してきましたので紹介します。
1日11往復と、地方路線としては本数の多いこのバス。それでも各車満席に近い、高乗車率をたたき出しています。同じく名古屋と高山を結び、ひだ高山号とがっつり競合しているJR東海の特急列車、「ひだ号」との比較を交えながら、ひだ高山号の乗車記をお伝えします。
ひだ高山号の路線紹介

ひだ高山号の乗車記に入る前に、路線紹介と特急ひだ号との比較を行います。この路線は名古屋・郡上八幡、そして高山を結ぶ都市間高速バスです。1日11往復の運転と、高速バスの中では本数の多い路線となっています。
行先別の所要時間と値段はこんな感じです。()内はWeb割引時の運賃です。
| 郡上八幡IC | 高山濃飛バスセンター 崇教真光 清美 | |
| 名鉄バスセンター 名古屋駅 | 2600円(2300円) | 3600円(3300円) |
| 郡上八幡IC | – | 2400円(2100円) |
・所要時間は名古屋駅から高山濃飛バスセンターまで2時間35分です。
・JR東海バスのほか、名鉄バス、濃飛バスの計3社で運行されています。そのため、名古屋内も名鉄バスセンターと名古屋駅の両方に止まるわけですね。
特急ひだ号の本数は?料金は?所要時間は?

冒頭で申し上げた通り、ひだ高山号には明らかな競合、JR東海の運行する特急ひだ号があります。
・特急ひだ号は1日10往復の運転で、基本的には高山行ですが、その先の飛騨古川、さらには富山へ行く列車も設定されています。繁忙期になると臨時特急も設定されます。
・名古屋から高山までの料金は普通車指定席の利用で6540円、普通車自由席の利用で5610円です。
・名古屋駅から高山駅まではおよそ2時間25分です。
飛騨高山へは高速バスで行きたい
以上をまとめた図は以下の通りです。料金にある()内は、ひだ高山号はWeb割引時の料金を、特急ひだ号は普通車自由席利用時の料金をそれぞれ記載しています。
| ひだ高山号 | 特急ひだ号 | |
| 運行本数は? | 11往復 / 日 | 10往復 / 日 |
| 料金は? | 3600円(3300円) | 6540円(5610円) |
| 所要時間は? | 2時間35分 | 2時間25分 |
いかがでしょうか。これを見ると、明らかに高速バスのひだ高山号に分がありますね。運行本数は互角として、見どころは料金ですよね。ほとんど半額に近い価格となっています。
所要時間に関してもほとんど互角ですし、ひだ高山号は道中に1度設定されている15分の休憩時間を含めていますので、驚異的な速さと言えます。
とはいえ、特急ひだ号にもメリットがあります。
例えば下呂に停車する点。日本有数の温泉地であり、飛騨地区を代表する観光地の一つでもある、下呂温泉へはひだ高山号では行くことはできません。
もう一点は高山より先に1本で行ける点。「君の名は」の聖地となり、観光地化した飛騨古川、そして八尾や富山へ列車1本で行けるのは強みです。
個人的な結論としては、名古屋-高山は高速バス一択かなと思います。
高山以外の飛騨地区が目的地の場合と、どうしても後の予定が詰まっている人は列車がオススメかなと思います。高速バスは渋滞にはまり、遅延することがよくあります。(繁忙期は特に遅れる)
列車に関してはある程度、時間通りの運行が担保される印象はあります。
ひだ高山号の乗車記
それでは、ひだ高山号の乗車記本編に入ります。
今回乗車したのは、名鉄バスセンターを8時に出発する、JR東海バス担当便です。乗車日は1月末の週末ということで、ほとんど全便満席。9時30分発の便は2号車が設定されていました。

7時50分ごろにバスは入線します。実はひだ高山号の隣(後ろ)のバス停に、7時50分発の白川郷行が止まっているのですが、そちらのバスもものすごい混雑。名鉄バスセンターは一時、飛騨高山へ向かう観光客であふれていました。
そんなこんなで乗車し、定刻通り8時に出発します。この時点での乗車率は2~3割程度です。
名鉄バスセンターを出発すると、名古屋駅を半周する形で名古屋駅新幹線口バス停へ向かいます。名古屋駅も大きいので、半周するのにも10分くらいかかります。
そして、2つ目の乗車バス停、名古屋駅に到着です。ほとんどのお客さんはここから乗車します。お客さんのほとんどはインバウンドの訪日外国人観光客。
皆さん、大きなキャリーケースをお持ちなので、トランクルームのやりくりが大変そうと感じました。
定刻通り、名古屋駅を出発。名駅出発後に、車内設備と到着予定時間の案内があります。開放休憩は1回。途中の長良川SAで行い、9時10分ごろに到着するとの旨の案内がありました。
ひだ高山号の車内設備はこんな感じ

座席はこんな感じ。以前乗車した、JR東海バスの黄色いバス(名古屋ライナー甲府号)と同様ですね。やはり快適ですね。車内にトイレもあります。
ただ、やはり満席の高速バス。多少の息苦しさは否めません。
ひだ高山号、長良川SAで開放休憩

バスは順調に走行し、名古屋駅を出発して1時間もたたないうちに長良川SAに到着です。9時11分の到着で、出発は9時25分。約15分間の休憩となりました。

なお、別日に高山→名古屋のひだ高山号に乗車した際は、ひるがの高原SAで休憩を行いました。こちらも高山濃飛バスセンターを出発して1時間弱でした。
標高を上げ、だんだん雪景色に

長良川SAを出発すると、この路線で唯一の乗降車可能なバス停、郡上八幡ICに到着します。乗る人、降りる人ともに居ませんでした。ここから先は降車専用のバス停です。
途中の高鷲ICと荘川ICの間には日本一高い道路橋である「鷲見橋」があります。この橋を通過する際には車内放送による説明行われました。

ひるがの高原SAを過ぎたあたりから、積雪量も増えてきます。乗車時は快晴で、道路上もとてもきれいな状態でしたが、風景は一面雪です。
若干遅れて、高山濃飛バスセンターに到着

飛騨清見JCTで東海北陸道に別れを告げ、中部縦貫自動車道を進みます。少し進み、高山西ICで流出し、清見に到着します。10時50分に到着し、1名が下車しました。
続いて崇教真光には11時ちょうどに到着。ここでの下車はありませんでした。
そして11時10分、終点の高山濃飛バスセンターに到着しました。10時50分着予定の為、20分遅れでの到着となりました。高山駅周辺はほとんど積雪の無い状態でした。
ひだ高山号はコスパ抜群で高水準な路線
乗車した感想としては、コスパ抜群で高水準なバスといった感じです。車内サービスは期待以上ですし、価格や所要時間を加味しても、高コスパな路線といえるのではないでしょうか。
運行会社もJR東海バス、名鉄バス、濃飛バスとサービスに定評のある三社です。文句の付け所もない良い路線でした。
気になる方は方は是非利用してみてください。質問やご意見はコメント欄へ!(岐阜ー高山の高速バスも利用してみたい…)




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