富士フィルムの超万能レンズ、XF23mm F2を作例を交えながら紹介します。前回の続きです。まだ読んでいない方はこちらを先にご覧ください。今回は風景・テーブルフォト・ストリートスナップの3パートに分けて紹介します。
1. 風景 × XF23mm F2
北海道 大沼

夏に北海道で撮影した1枚。駒ヶ岳と遊覧船、そして青空を1枚に収めることができる。換算35mmというと広角レンズの中では画角の狭い方という位置づけであるが、ちょうどよく収めることができた。
北海道 富良野

これは北海道の富良野の丘の上から撮影した一枚。北海道の広大な丘陵と青空を広々切り取ることができた。北海道の景色と富士フィルムのフィルムシミュレーション「Vivid」との相性は抜群に良い。風景に関してはそつなくこなせるといえるだろう。
2. テーブルフォト × XF23mm F2

ワイングラスでアイスコーヒーを淹れた時の一枚。息抜き程度に適当に撮影していたので、後で確認したときに「よっしゃー-!」と思った写真である。ブログ上だとピンボケしてボヤっとした風に見えるが、実際はグラスについた露までよく解像されている。開放のF2だが、ピント面はかなり解像感がある。お気に入りの1枚。





これらが旅先での食事や、自宅での食事を撮影したものだ。開放F値が明るいため、薄暗い店内でも明るく撮影することができる。料理に近づいて、画面いっぱいに撮影することもできるし、定食の全体像を写すこともできる。テーブルフォトについても万能さが際立っているといえる。
3. ストリートスナップ × XF23mm F2
和歌山 湯浅

和歌山県湯浅町にある雰囲気の良い建物。道の反対側から撮影しています。このような歴史的な建物と相性の良いフィルムシミュレーションは「Pro Neg. Hi」ですね。淡い色身の中で木材や看板の質感がしっかり伝わってきます。被写体のサイズがこれ以上になると、焦点距離がもっと短いレンズが必要になります。
長野 奈良井宿

こちらは長野県の奈良井宿にある手水屋です。蛇口から水が滴る様子をとらえました。こちらも「Pro Neg. Hi」で撮影しました。金属特有の反射と重厚感を蛇口部から感じられます。寄りすぎず、離れすぎずという位置で撮影しました。




広大な範囲から、狭い範囲、1つの対象物から、複数の対象物と撮影の幅が広いことがこのレンズの特徴です。建造物の鑑賞を楽しむ「街歩き」や「寺社仏閣巡り」のような場合で、撮影する対象がはっきりと定まっていない場合にはベストチョイスとなるでしょう。
まとめ
二部構成のXF23mm F2レビューはいかがでしたでしょうか。改めてこのレンズは、「一本目のレンズなので、とりあえずなんでも撮れるやつが欲しい」や、「初めてカメラを買うので、スマホのような取り回しが可能なのがいい」という方にうってつけだと思います。カメラで撮影することの楽しさを感じ、沼への入り口を拓く、そんなレンズだと思います。


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